四番
「里依紗!」
「いいだろう?あんただって気にしてたじゃん。それに」
里依紗はお婆さんを見て、「この人すげえいい人だよ。私にはわかる。なのにみんなから頭おかしいみたいに言われるのはおかしいって」
頭おかしいみたいにって……
「すみません」
私がお婆さんに謝ると里依紗も頭を下げた。
お婆さんは険しい顔で私達を見ていたが、ため息をつくと立ち上がり台所の方に歩いて行った。
縁側の窓から入る西日が眩しくて目を細めた。
庇には風鈴がぶら下がっていた。
箪笥の横に仏壇があり、向かい側は押入れ。
壁にかかった古ぼけた時計がカチカチ音を立てているのがやけに気になった。
「お待ちどう様」
「いいだろう?あんただって気にしてたじゃん。それに」
里依紗はお婆さんを見て、「この人すげえいい人だよ。私にはわかる。なのにみんなから頭おかしいみたいに言われるのはおかしいって」
頭おかしいみたいにって……
「すみません」
私がお婆さんに謝ると里依紗も頭を下げた。
お婆さんは険しい顔で私達を見ていたが、ため息をつくと立ち上がり台所の方に歩いて行った。
縁側の窓から入る西日が眩しくて目を細めた。
庇には風鈴がぶら下がっていた。
箪笥の横に仏壇があり、向かい側は押入れ。
壁にかかった古ぼけた時計がカチカチ音を立てているのがやけに気になった。
「お待ちどう様」