四番
「なんだこれ?」
「さっきの音はこれだったんだよ」
真っ黒くあいた穴の向こうに扉のようなものが見える。
「なんだこれ?」
パーカーが指さす。
「おう!クールじゃん」
金髪の子が頬にかかる長い髪をかきあげながら言った。
扉。
崩落したコンクリートの壁の裏にさらに扉があった。
隠すように塗り固められた壁。
扉は両開きで外側から上下に二箇所を閂でロックしてある。
表面には装飾が施されていて、中央に十字架、周りはなにかの文字が掘られていて扉を閉めた状態で一つの紋章を象っているように見える。
「なんかヤバそうなドアじゃん?」
赤毛の子がニット帽に振る。
「さっきの音はこれだったんだよ」
真っ黒くあいた穴の向こうに扉のようなものが見える。
「なんだこれ?」
パーカーが指さす。
「おう!クールじゃん」
金髪の子が頬にかかる長い髪をかきあげながら言った。
扉。
崩落したコンクリートの壁の裏にさらに扉があった。
隠すように塗り固められた壁。
扉は両開きで外側から上下に二箇所を閂でロックしてある。
表面には装飾が施されていて、中央に十字架、周りはなにかの文字が掘られていて扉を閉めた状態で一つの紋章を象っているように見える。
「なんかヤバそうなドアじゃん?」
赤毛の子がニット帽に振る。