四番
真理はどうなんだろう?

見送りのときは笑っていたが、今一人になりどうしているだろうか?

私以上に里依紗を慕っていた真理だ。

スマホを手に取ると真理に電話した。


電話に出た真理は泣いていた。

無理もない。


それから一時間ほど話して、明日二人で会う約束をして電話を切った。

しばらくして修哉から電話がきた。

こちらはいつもの日課である寝る前の電話だった。


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