四番
「昨日は?また彼氏と遊んでた?」


「ああ、それが一緒に寝てたらいきなり揺れて目が覚めてさ。それから全然寝付けなかったよ」


里依紗は眠そうに言うと、真理の顔を見て「真理は大丈夫だった?ちゃんと寝れた?」と、からかうように言った。


「ご心配なく。ちゃんと寝れました」


「オッケー!真理も大人になったね」


笑顔での真理の背中を叩く。


「もう~」


半ば苦笑いしながら真理が私を見た。


真理と私は中学からの付き合い。


おっとりしてどこか幼い感じがする。


< 22 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop