四番
「みんな、あれと結びつけて考えてるみたいなんだよ」


「えっ!そうなの!?」


恭平の言葉に私も里依紗も驚いた。


「なんでよ?」


里依紗が聞く。


「あの婆さん、昔は病院で働いていたらしい。で、今朝喚いてたのが、この学校があの病院みたいになるって」


修哉が窓によりかかりながら言った。


「じゃあ、あの婆さんは生き残りだったんだ」


里依紗がヒュウッと口笛を鳴らす。


「ほんとうなの?」


私はちょっと信じられないと思って修哉に聞いた。


「さあ。ほんとのところは分からないよ」


恭平が言う。


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