四番
「次はどれ観ようか?」ちょっと気分が暗くなったので、雰囲気を切り替えるように修哉に聞いた。


「未来の観たいやつでいいよ」


「じゃあこれかな」


ベッドに寄りかかって、二人並んで観る。


久しぶりに修哉と二人きり。


私の中は、修哉への気持ちでいっぱいになった。


こうしていると、みんなといる時とは違う幸福感で満たされていった。




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