四番
目を開けると制服のままベッドに横になっていたことに気がついた。
さっき感じた不快感はどこにもない。
時間を見ると本当に一瞬だけ寝ていたようだ。
夜更かししたわけでもない。こんなこと今までなかったのに、一体どうしたんだろう?。
大きく息を吐くと机の上に置いたスマホに視線が行く。
私の頭の中に「電話をかける」という考えが浮かんだ。
誰に?恭平に。
自分でも不思議なくらいドキドキしている。
手を伸ばして一旦止めた。
自分の中で恭平に電話をかける理由がない。
でも躊躇した手を伸ばして、スマホをつかむ。
まるで自分の手が自分のものでない、テレビの画面に映る他人の手を見ているような妙な感覚だ。
さっき感じた不快感はどこにもない。
時間を見ると本当に一瞬だけ寝ていたようだ。
夜更かししたわけでもない。こんなこと今までなかったのに、一体どうしたんだろう?。
大きく息を吐くと机の上に置いたスマホに視線が行く。
私の頭の中に「電話をかける」という考えが浮かんだ。
誰に?恭平に。
自分でも不思議なくらいドキドキしている。
手を伸ばして一旦止めた。
自分の中で恭平に電話をかける理由がない。
でも躊躇した手を伸ばして、スマホをつかむ。
まるで自分の手が自分のものでない、テレビの画面に映る他人の手を見ているような妙な感覚だ。