今も 君の心に 輝く
②予想外の場所での再会
(なんでここで会ってしまったのだろうか)
心の中で、私はつぶやく。
そして
立ち止まることはできず、
あわてて引き返そうとした。
でも
間に合わず、声をかけられた。
「瑠璃さんじゃないですか?」
言ってきたのは、彼だった。
砂浜で会った時には、
黒のダウンコートに身を包んで
ラフなデニムパンツを着ていたが、
今日は黒系のスーツをきちんと着こなしていた。
この前会った時とは違う『光のオーラ』が
輝いていた。
ここは瑠璃の勤務する会社『カンテレ電気』
その一階エントランスでエレベーターを待っている時だった。
たまたま周りに人がおらず、
2人しかいなかった。
私は、勇気を出して話しかける。
「彼方さん」
でもこの後の言葉
『どうしてここにいるのか?』
は聞くことができなかった。
それは、身なりが上流階級的なスーツで髪も決まっていて、どう見ても役職つきの人って感じがしたからだ。
彼方は瑠璃が身につけている顔写真つきの社員証を見て、
「うちの社員だったんだね」と言った。
瑠璃は『うちって言ったよね』と頭の中でものすごいスピードで考え、結論はどれも一緒。『重要なポストに違いない』
心の中で、私はつぶやく。
そして
立ち止まることはできず、
あわてて引き返そうとした。
でも
間に合わず、声をかけられた。
「瑠璃さんじゃないですか?」
言ってきたのは、彼だった。
砂浜で会った時には、
黒のダウンコートに身を包んで
ラフなデニムパンツを着ていたが、
今日は黒系のスーツをきちんと着こなしていた。
この前会った時とは違う『光のオーラ』が
輝いていた。
ここは瑠璃の勤務する会社『カンテレ電気』
その一階エントランスでエレベーターを待っている時だった。
たまたま周りに人がおらず、
2人しかいなかった。
私は、勇気を出して話しかける。
「彼方さん」
でもこの後の言葉
『どうしてここにいるのか?』
は聞くことができなかった。
それは、身なりが上流階級的なスーツで髪も決まっていて、どう見ても役職つきの人って感じがしたからだ。
彼方は瑠璃が身につけている顔写真つきの社員証を見て、
「うちの社員だったんだね」と言った。
瑠璃は『うちって言ったよね』と頭の中でものすごいスピードで考え、結論はどれも一緒。『重要なポストに違いない』