今も 君の心に 輝く
私は「かなたさん」とは言ったものの
言葉に詰まった。
彼の発言に『育ちの良さと上品さ』
を感じたと同時に
何を話すか 頭の中は、
パニックになっていた。

彼は私に呼ばれて
「るりさん 何?」と聞いてきた。

私は、返す言葉が思いつかず、
黙ってしまった。

黙った私に
彼はポケットから小さな物を私に差し出した。
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