今も 君の心に 輝く
彼方について私は気になっていたものの、
平日の仕事ですり減り、すさんだ心は彼方のことを心のどこかで拠り所になっていた。

瑠璃にとって 今の仕事に対しては
不満はない もともとはこの仕事がしたくて就職先に選んだ。
でも都会での喧騒は容赦なく瑠璃の心を蝕む。
通勤電車。
以前に比べて、満員の度合いは減ったものの、窮屈さは容赦なくやってくる。
今日も途中駅で人身事故があり、電車が遅れ、電車内は人を運ぶのに必死になるくらい満員だった。
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