出会った彼は

「涼太くんのあのファンサ、絶対に美沙にだよね!」

「今日のは私もそうかなって思った。」

「絶対そうだよ!聞いてみたら?」

「えぇ~…。」


えぇ~なんて言いながらもスマホを開くと、メッセージを受信していたようでタップする。


涼太くんから来ていたメッセージは、ハートと投げチューをするスタンプ。


メッセージの画面を美沙に見せる。

「え!これ!やっぱりそうじゃ~ん!!」


美沙はケラケラ笑う。

「愛されてるねっ!」

少し照れながら、うんと美沙に返事をした。


芽依:今日もかっこよかったよ。お疲れ様。

涼太:ありがとう。明日の公演終わったら次まで少し時間空くからまた会おう。

芽依:わかった。明日もがんばってね。
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