出会った彼は

独り言をつぶやいて、お店を後にした。


夜風に当たるのは気持ちよくて、お酒もおいしかったことで少しだけさっきの嫌な事も忘れられた。


家についてからはお酒の酔いもだいぶ冷めてきたころ


♪~~~~~

美沙からの着信を知らせる音が鳴った。


電話なんて珍しいなと思いながら画面をスライドする。


「もしもし、美沙どうしたの?」

「芽依~、私どうしよう…。」

珍しく動揺しているような美沙の声に心配になる。

「え、何?どうしたの?」

「私、有村の事好きになったかも…。」

「え!?」
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