出会った彼は
独り言をつぶやいて、お店を後にした。
夜風に当たるのは気持ちよくて、お酒もおいしかったことで少しだけさっきの嫌な事も忘れられた。
家についてからはお酒の酔いもだいぶ冷めてきたころ
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美沙からの着信を知らせる音が鳴った。
電話なんて珍しいなと思いながら画面をスライドする。
「もしもし、美沙どうしたの?」
「芽依~、私どうしよう…。」
珍しく動揺しているような美沙の声に心配になる。
「え、何?どうしたの?」
「私、有村の事好きになったかも…。」
「え!?」