出会った彼は

ニコリと笑う涼太くん。


食器の後片付けをして、お風呂を溜める。

「涼太くん、お風呂先入る?」

「俺後でいいよ。」

「じゃあ先入らせてもらうね。」


先にお風呂に入って、髪の毛を乾かす。

脱衣所から出て涼太くんに声を掛ける。


「お風呂どーぞ。色々好きに使って大丈夫だから。」

「ん、ありがと。」


ソファに座っていた涼太くんは、立ち上がって脱衣所に消えていく。


そういえば、涼太くんが着るようなものはないけれど部屋着はどうしよう。


お風呂場の方から物音がして、涼太くんがお風呂から上がってきたのが分かったときに思った。

どうしようかと思っていると脱衣所から涼太くんが出てくる。
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