出会った彼は

私のアラーム音で起きた涼太くん。

「おはよ。」

「おはよう。まだ寝てていいよ。」


いつもと違うのは、涼太くんが居ること。

「ありがとう。でも一緒に起きようかな。」

ベッドから出てくる涼太くん。今日も寝癖がすごい。


「ねえ、芽依ちゃんいつもあのアラームで起きてるの?」

「へ?うん。」

あ、そういえば、涼太くんのグループの曲だった。なんか恥ずかしい。

「なんか嬉しいね。」


ニコニコふわふわ笑いながら涼太くんが言った。


恥ずかしさから少しだけ目をそらして支度をする。

2人でごはんを食べて、家を出る。

今日も玄関までお見送りをしてくれた涼太くん。
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