出会った彼は
5
公認
ピンポーン―――
インターホンが鳴った。
それでもキスは止まることはなくて。するとまた、
ピンポーン―――
パッと離れた涼太くん。少しだけ不服そうに
「誰だよ…。」
そう呟いて、インターホンのモニターに向かった。
「え?」
服を少し整えながら、涼太くんを見る。
誰だったんだろう。
そう思った時には涼太くんは玄関まで走って行ってしまった。
玄関からは賑やかな声が聞こえている。
そして―――。