出会った彼は

ごはんを食べながらお酒を飲む。

蓮くんが作ってくれたお酒は本当においしくて、つい、ペースが早くなってしまう。


「芽依ちゃん大丈夫?飲みすぎてない?」

心配して翔貴くんが声を掛けてくれる。

「だいじょ~ぶです!推しが目の前に揃ってる状況なんて、飲まなきゃやってられないです~!」


ははっと笑う私は大分酔っている。

「ほんと無理しないでよ?」

涼太くんが心配そうな視線を向ける。


「うんっ!楽しいから大丈夫~」

「そういや芽依ちゃんって俺らのグループ推してるんだね?」


可愛い顔をしながらも大人っぽさがあり、でも独特な面白さを持ち合わせている悠くんが聞く。

「はい!ツアーも行きました~!」

「見た見た!初日も来てたよね?」

「はい、バクステ前で命日かと思いました。でもあれか。こっちの公演はアリーナだったからあれもやばかった…。」
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