出会った彼は

私たちの会話を見ていたお姉さんは

「芽依ちゃん、私芽依ちゃんと話したかったの!やっぱりごはん行きましょう!」


と言ってすたすたと前を歩いていく。

「え、いいの?」

隣にいる涼太くんに聞いてみる。


「あーなったらもう止まらないから付き合うしかないな。」

苦笑いした涼太くんも歩き出す。

そのままショッピングモールの中でも少し落ち着いた飲食店に入る。


「お礼もあるし、何でも好きなもの頼んでね♪」

一家みんな美形なのか。お姉さんもとても綺麗で、こんな人目の前に普通にごはんなんて食べられない気がする…。


チラッと横にいる涼太くんを見たけど、何を食べようかメニューを見て悩んでいた。

とりあえずお店のおすすめのものを注文する事にした。


「さっきは本当にありがとうね。」

結衣ちゃんとごはんが来るまで少し遊んでいると、横からお姉さんが言った。

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