出会った彼は

新築されたコテージはいくつか並んでいて、どれも白くて大きくてとても綺麗。
コテージは広い感覚で3棟建っていた。

近くに川が流れていて、自然豊かな場所でとても素敵なところだった。


「あれ、そういえば材料とかの買い出しって…。」

「もう終わってるよ!昨日のうちに買ってたんだ~。ね、浩介!」

美沙がルンルンで有村くんに話しかける。

「お金払うよ!」

「いいっていいって。こんなにすぐ美沙と付き合えたのも七瀬のおかげだし。これは俺らからのお礼ってことで。」


高そうなお肉が並んでいたので少し気が引けたけど、そういうことならとその申し出を受け入れさせてもらった。

私と美沙は野菜の準備、有村くんはバーベキューの火おこしをしていると誰かが来たのか有村くんが話をしている。


誘ってくれた取引先の人なのかなと考えていると

「美沙、七瀬。紹介するね。俺の友だちの隆也《りゅうや》。」

「初めまして!市来 美沙です!」

「初めまして。七瀬 芽依です。」

「隆也です。よろしくお願いします。」

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