出会った彼は

すぐに承認が降りて、休みが確定した。

涼太くんにすぐにメッセージを送信する。


芽依:〇月×日~〇月×日まで、休み取れたよ。

涼太:まじ?やった!楽しみ!


文面だけでも涼太くんが喜んでくれているのが分かる。

涼太:旅行のプランは俺に任せてもらってもいい?

芽依:もちろん。私も楽しみにしてるね。


メッセージを送って、仕事に取り掛かる。

2ヶ月後はもう夏の始まりか。涼太くんと付き合った頃だな。


先の楽しみができたので、仕事もはかどる。

そこからは平日は荷造りに諸々の手続き。1か月後には涼太くんの家への引っ越しが完了した。


「今日からよろしくね、芽依ちゃん。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

ペコっと頭を下げる私にニコニコと笑う涼太くん。
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