出会った彼は

「俺らの残りでよかったら食う?まだ結構残ってるし。」

帰れと言いながらもなんだかんだでおもてなしをしている涼太くん。

「まじ?いただきます!」


お腹が空いていたのかモリモリ食べている雅くん。

「これ、鍵ね。ちゃんと無くさないようにしろよ。ていうかお前GPSのタグ付けてなかった?」

「あー、あれね。3日前くらいに壊れてて買わなきゃな―って思ってたら先に鍵無くしちゃった!」


笑いながら言う雅くんを見ると、鍵をなくすのは常習なんだろうな。

そして同じマンションの涼太くんに鍵を預けているって感じかな。


そのままなぜかお酒を飲む事になり、気づけばほかのメンバーも集まってきていた。

「おじゃましま~す。あれ、なんかもうみんな出来上がってる?」

蓮くんが到着した頃には他のメンバーもみんな仕事終わりに合流していい感じに酔っぱらっていた。


「芽依ちゃん久しぶり。これよかったら引っ越し祝い。」

「え~!ありがとう!大事に使うね!」


引っ越してくることはみんな知っていたらしく、各々引っ越し祝いと称したプレゼントを持ってきてくれた。
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