出会った彼は

「旅行?決めたよ~言わないけど。」

旅行の行き先を決めたらしい涼太くん。


「散々俺らに色々聞いてきたくせに。」

みんなにまたいじられそうになるといち早く察して距離をとる。

動物みたいだな。本能?


「やだ、その話おしまい。また別の時話すから今日はやめて。」

少し遠くからメンバーに言う涼太くん。

「わかったわかった。だから戻って来いよ。」

蓮くんに言われてそっと戻ってくる涼太くん。


しばらくお酒を飲んで話をしたり、ゲームをしたりしていたけれど、みんな帰る時間になり解散する。

「またね~!ごはんまた一緒に食べよ~!」

「もちろん!また来てね~!」

みんなが帰って静かになったリビングに2人。

「なんかまた来てねって芽依ちゃんが言うのいいね。本当に一緒に住み始めたんだって実感する。」

「え?あ、確かにそうかも。無意識だったけど。」
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