出会った彼は

振り返るとギューッと抱きしめられる。


アルコールのせいか、いつもより体温が高い涼太くん。

「一緒に住むって決めてくれてありがとう。」

「こちらこそ、一緒に住もうって言ってくれてありがとう。」


嬉しそうにニコッと笑う涼太くん。

「もう寝よっか。」

2人で並んで歯磨きを済まして、布団に潜る。


「おやすみ芽依ちゃん。」

「おやすみ。」


軽く触れるだけのキスをして眠りにつく。

涼太くんは眠たかったのかすぐに寝てしまった。


私もすぐに眠りに落ちて、目が覚めたころにはお昼近くだった。

「ん~、よく寝た…。」

横を見ると涼太くんはまだ眠っている。
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