出会った彼は

「今日夕方から仕事って言ってたよね。夜ごはんどうする?」


ごはんを食べながら涼太くんに聞いてみる。

「ん~、今日はいらないかな。収録で結構食べるって聞いた。」

「わかった。じゃあお風呂溜めておくね。」

「ありがとう。」


少しゆっくりとした時間を過ごし、涼太くんは仕事へ。

私は特にする事もないのでダラダラと過ごしていた。


意外にもこの日は時間が過ぎるのが早くて、夜玄関の鍵が開く音が聞こえてすぐに涼太くんに会いに走る。

「おかえり、涼太くん。お仕事お疲れ様。」

ギューッと抱きつくと笑顔で抱きしめ返してくれる。

「ただいま。」

「お風呂湧いてるよ。」

「ありがとう、入ってくる。」


すぐにお風呂場に向かった涼太くん。

テレビを見ながら待っていると割と早めに出てきた涼太くん。
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