出会った彼は
目を開けると布団の中に居て、隣には涼太くん。
あれ。私昨日布団で寝てたっけ?
とりあえず、そっとベッドを抜け出して仕事に行く準備をする。
朝ごはんを作り、涼太くんを起こそうか少し迷ったけど1人で食べて涼太くんの分はしまっておくことにした。
スヤスヤと寝ている涼太くんにキスをして、仕事に向かう。
今日も頑張ろうと気合を入れて仕事に取り組む。
あと数日頑張れば旅行に行ける。
それだけを楽しみに頑張ってきたと言っても過言ではない。
昼休み、食堂でごはんを食べているとメッセージが届く。
涼太:今起きた。夜も朝も起きれなくてごめん。ごはんありがとう。
芽依:おはよう。疲れてたもんね。私も昨日気付いたら寝てた。
何回かのやり取りをしたあと、仕事に戻らなければいけなくなりスマホを閉じる。
午後は珍しく忙しくて、スマホを見る隙もなく定時までの時間を過ごした。
定時になり、人はまばらになるがまだ仕事は終わらなくて久しぶりの残業。