出会った彼は

力が抜けそうになる感覚。


涼太くんは私を抱き上げた。

「芽依ちゃん、いいかな?」


熱っぽい視線を向けられ、頷かずにはいられなかった。

私も涼太くんと触れ合いたかった。


以前と変わらないベッドに優しく降ろされる。

沢山のキスの雨が降ってきて、涼太くんは優しく触れてくれた。


「ごめん、俺…。止まんない…かも…。」

余裕がなさそうに呟く涼太くんを抱きしめた。


ドサッと横に倒れてきた涼太くん。

「ごめん芽依ちゃん。抑えられなくて。引いた?」

「ううん。私も涼太くんに触れたかった。」

私を見ながらギューッと優しく抱きしめてくれる涼太くん。


「何でそんなかわいいこと言うかな。」
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