出会った彼は
ごはんを食べ終わり、午後の業務をする。
集中していると時間が過ぎるのは早くて、あっという間に終業時刻になった。
身の回りのものを片付けて、挨拶をして会社を出る。
芽依:今終わったよ。
涼太:近くの駐車場にいるから来れる?
メッセージの後に、現在地が送られてくる。
芽依:今行くね。
マップを見ながら駐車場まで向かう。
涼太くんの車を見つけ、乗り込んだ。
「おかえり、芽依ちゃん。」
「ただいま。涼太くんもおかえり。お仕事お疲れ様。」
「ありがとう。」
涼太くんはすぐに車を走らせ、どこかに向かう。
「どこ向かってるの?」
「まだ秘密~」