出会った彼は

「今目の前にいるのも、推し?」

目の前の涼太くん。推しではあるけどそうじゃない。でもなんて表現すればいいかわからなくて言葉に詰まる。


「まあいいや、そうだ。なんかする?って言ってもゲームしかないけど。」

テレビゲームを出してくる涼太くん。


2人ですごろく系のゲームをする。

一通り終わるともう時刻は21:00を過ぎていて。


「あ、もうこんな時間!ごめん、私帰らなくちゃ。」

「明日予定あるんだっけ?」

「うん、コテージで会ったときいたメンバーとあそぶ予定なの。」

「コテージ…。」

「うん、覚えてない?」


涼太くんの顔を見ると、少し不機嫌そうな顔になる。

「あの人いるんだ。」

「あの人?」

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