日常を返せ!
「この動画は何なの? 何でこの動画があるのよ」
「それは新田さんだって知っているじゃないですか」
わたしの質問がおかしかったのか、羽間は腹を抱えて笑っている。
わたしも知っているってことは、一つしか思い当たらない。
「それってデスゲームアプリの動画なの?」
「正解‼︎」
羽間はそう言って動画を閉じると、アプリの最初の画面を見せてきた。
それは生放送で見た画面と同じものだった。
「じゃあ今までの行動は、全て撮られていたってこと?」
「はい。わたしのスマホや住宅や街中の監視カメラ、アプリを登録している方々のスマホから撮影して、リアルタイムで配信されていました」
「そんなこと出来るわけないじゃない! こんなことをしたらすぐに警察が動くに決まってる!」
「警察は動きませんよ」
「え?」
「気づきませんでした? こんな大騒動になっているにも関わらず、誰も駆けつけていませんよね?」
「それは新田さんだって知っているじゃないですか」
わたしの質問がおかしかったのか、羽間は腹を抱えて笑っている。
わたしも知っているってことは、一つしか思い当たらない。
「それってデスゲームアプリの動画なの?」
「正解‼︎」
羽間はそう言って動画を閉じると、アプリの最初の画面を見せてきた。
それは生放送で見た画面と同じものだった。
「じゃあ今までの行動は、全て撮られていたってこと?」
「はい。わたしのスマホや住宅や街中の監視カメラ、アプリを登録している方々のスマホから撮影して、リアルタイムで配信されていました」
「そんなこと出来るわけないじゃない! こんなことをしたらすぐに警察が動くに決まってる!」
「警察は動きませんよ」
「え?」
「気づきませんでした? こんな大騒動になっているにも関わらず、誰も駆けつけていませんよね?」