先輩と…
3.お付き合い
「それってさ、オレのこと好きってこと?」
「そうです!好きです。…先輩の気持ち凄く嬉しかったです。」
私も先輩に自分の気持ちをちゃんと伝えたい。
「実は入学したての頃に一目惚れしました。だから、先輩と話せてるだけでも凄く嬉しいのに、自分のことを好きになって貰えて、もっともっと嬉しいし、本当に幸せです」
伝えれた。
「なにそれ、可愛いんだけど。…オレと付き合ってください」
可愛い発言もらやばいけど、付き合ってって…。
「お願いします」
そう言うと、少し口をつりあげた先輩。
ぎこちないけど、初めて見せてくれた先輩の笑顔。
心臓がドキドキうるさい。
笑顔に見とれていると、いつの間にか抱きしめられた。
「えっ、ちょっ」
突然過ぎて、追いつかない
「ごめん。嬉しくてつい。
…そろそろ昼休み終わるし、戻ろ」
あっ、本当だ。先輩はもう立って、戻ろうとしている。
「待ってください」
「送ってく」
「ありがとうございます」
「今週末、空けといて」
教室まで送ってくれた先輩にそう言われた。
デートのお誘いだよね?
飛び跳ねたいぐらい、嬉しい