星のような僕らは
初めての景色
それから、次の日、部長に曲を聞いてもらったら、大好評で、すぐ、他の部員にも聞いてもらいたいと言ってくれて、その日の部活の半分の時間が、曲がどれだけ、完成しているのかを共有する、中間発表になった。
担当している楽器が違うからという事と実際に演奏した方が直感の感想や考えが分かる事から、今年から、作った曲の譜面を交換し合って、作ったペアが使っている楽器以外の足りない楽器を他の部員と一緒に演奏して、発表している。
「皆、すごいね」
「ああ、弾いてて、分かる」
私達みたいに、新しい曲を完成していたり、完成まで、後、一歩だったり、今まで、作った曲で、演奏の完成度を上げていたり、様々だった。
「次、藍空さん達の曲だよ」
「はい。よろしくお願いします」
譜面を見直してもらい、準備する。
「そろそろ、始めるよー。藍空さん、カウントお願い」
「はい。...行きます。いち、に」
私のベースギターのソロから曲は始まる。
始めは、テンポは速いけど、音を伸ばす事とその音に他の楽器の裏打ちの音が重なって、ゆっくりと聞こえるメロディになっている。
だけど、歌詞が入ると同時に重なる音や伸ばす音の幅を広げ、ゆっくりと穏やかに聞こえていたメロディは、ドラムが入ることで、完全にアップテンポになる。
そして、曲の終盤。
蒼也が最後の歌詞を歌い切り、ギターのソロで曲も終わる。
「藍空さん達の曲、最高!」
「うん、歌詞もメロディも良い!」
「これなら、ステージも盛り上がるよ」
「ありがとうございます」
こうして、無事、文化祭で私達が演奏する曲は、決まった。
そして、部活が終わって、帰ろうとすると、雨が降っていた。
傘を差して、蒼也と帰り道を歩いていた。
梅雨に入って、雨の日が増えてる。
今日の朝は、蛙を見かけた。
「梅雨って、こんな、楽しかったっけ?」
「何、言ってるんだ?俺は、梅雨は嫌いだ。楽器の手入れ、いつも以上に気をつけないといけないし、濡れるし」
「うん。私もそうなんだけど、でも、今、楽しいなって、思ってる。なんでだろう」
担当している楽器が違うからという事と実際に演奏した方が直感の感想や考えが分かる事から、今年から、作った曲の譜面を交換し合って、作ったペアが使っている楽器以外の足りない楽器を他の部員と一緒に演奏して、発表している。
「皆、すごいね」
「ああ、弾いてて、分かる」
私達みたいに、新しい曲を完成していたり、完成まで、後、一歩だったり、今まで、作った曲で、演奏の完成度を上げていたり、様々だった。
「次、藍空さん達の曲だよ」
「はい。よろしくお願いします」
譜面を見直してもらい、準備する。
「そろそろ、始めるよー。藍空さん、カウントお願い」
「はい。...行きます。いち、に」
私のベースギターのソロから曲は始まる。
始めは、テンポは速いけど、音を伸ばす事とその音に他の楽器の裏打ちの音が重なって、ゆっくりと聞こえるメロディになっている。
だけど、歌詞が入ると同時に重なる音や伸ばす音の幅を広げ、ゆっくりと穏やかに聞こえていたメロディは、ドラムが入ることで、完全にアップテンポになる。
そして、曲の終盤。
蒼也が最後の歌詞を歌い切り、ギターのソロで曲も終わる。
「藍空さん達の曲、最高!」
「うん、歌詞もメロディも良い!」
「これなら、ステージも盛り上がるよ」
「ありがとうございます」
こうして、無事、文化祭で私達が演奏する曲は、決まった。
そして、部活が終わって、帰ろうとすると、雨が降っていた。
傘を差して、蒼也と帰り道を歩いていた。
梅雨に入って、雨の日が増えてる。
今日の朝は、蛙を見かけた。
「梅雨って、こんな、楽しかったっけ?」
「何、言ってるんだ?俺は、梅雨は嫌いだ。楽器の手入れ、いつも以上に気をつけないといけないし、濡れるし」
「うん。私もそうなんだけど、でも、今、楽しいなって、思ってる。なんでだろう」