❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「なあ、ひとみ、今日は一緒にアパート探しに行こう」

「えっ、でもお仕事大丈夫なんですか」

「ああ、結城に全て任せるから大丈夫だ」

まもなく、テツがやってきた。

「若頭、姐さん、おはようさんです、今日はどこにいくんすか」

「横浜に向かってくれ」

「へい、承知しやした」

ひとみは(横浜って、どう言うことだろう)と不思議だった。

横浜の街を堪能して、食事をするために、横浜中華街に向かった。

(これじゃ、まるで力也さんとデートしているみたい)

ひとみはダメと思いながらも、力也とのデートは楽しくて仕方なかった。

「力也さん、見てください、綺麗ですね」

「力也さん、これ、かわいいですね」

「力也さん、このお店に入りましょう」

ひとみは浮かれていた。

(ひとみ、その笑顔は俺に向けてくれてると錯覚しちまうよ)

(力也さんは最後だから、私をデートに連れてきてくれたの?)

力也はひとみと手を繋いだ。

< 108 / 146 >

この作品をシェア

pagetop