❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
さすがに恥ずかしいのか、ひとみの手を力也のコートのポケットに突っ込んだ。

(ひとみ、ずっと一緒だ、俺はお前を誰にも渡さない)

力也はじっとひとみを見つめた。

そして、東京に戻り、不動産屋を回った。

良さげな物件はあったにも関わらず、なぜか力也は首を縦に振ろうとしない。

「さてと、買い物してから帰ろう」

「はい」

ひとみは引越先が決まらないと、力也のマンションにいることになる。

(ずっと決まらなければいいのに)

ひとみは力也との生活を失いたくなかった。

(でも、ダメだよね)

そんな矢先、ひとみは体調を崩した。

ベッドに横になっていると、力也が様子を身にきてくれた。

「ひとみ、大丈夫か」

力也はひとみのおでこに手をあてて「熱はなさそうだな」そう言って

キッチンに戻った。

しばらくすると、おかゆを作って運んでくれた。

「きっと、疲れが出たんだろう、ゆっくり、休め、俺は今日は外せない仕事があるから、あとでまた様子を見に来るな」
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