❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「当日、病院行って、ひとみをびっくりさせるんだよ」
「俺は姐さんを送り迎えするんすから、若頭はどうしやすか」
「バカ、俺は自分で行くから大丈夫だよ」
「了解です」
(まずは、かえでのこと、誤解解いておかないとな)
力也はその日の夜、ひとみに話そうと考えていた。
ひとみはその頃、つわりの症状が出て、辛かった。
力也の温もりを感じたくて、力也のベッドに横になっていた。
(力也さん、力也さんに抱きしめてほしい、キスしてほしい、でも、力也さんはあの女性を愛してるいるんだよね)
ひとみは涙が溢れて止まらなかった。
そのうち、眠りに誘われた。
力也はマンションに戻ると、どこにもいないひとみを探した。
(コンビニでも行ったのか)
まさか自分の寝室で、力也のベッドに寝ているなど、誰が予想出来ただろうか。
(着替えてから、また探すか)
スーツをビシッと着こなしている力也は、ラフな格好に着替えるため、
寝室に入ってきた。
それはそうだろう、ベッドにひとみが眠っている。