❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
(嫌だ、私、感じてる)

ドレスのファスナーを下げて、胸の膨らみが露わになった。

「ダメ、ドキドキしちゃう」

「いいぞ、最高の気分を味わえ」

我妻さんの手が太腿に触れて、感じる部分にあっという間に到達した。

「いや」

「こんなに感じていて嫌なのか」

我妻さんは私の唇を塞いだ。

背中がのけぞり、最高潮に達してしまった。

「いったな」

我妻さんは私の頬を両手で挟み、何度もキスを落とした。

「たった今から、お前は俺だけのものだ、いいか、お前の全てを俺が面倒を見る、
だから、俺に全てを委ねろ、ひとみ」

(えっ、なんでバレたの)

「あのう、なんでわかったんですか」

「タクシーの運転手は組のやつで、後をつけさせた」

「もう、ひどい、我妻さん」

「ひどいのはどっちだ、連絡先も告げず、俺の前から逃げるように去っていこうとしたのはどこの誰かな」

我妻さんは私を引き寄せ抱きしめた。

そして、キスをした。

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