❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「縁がなかったそうです、母はその後、父と出会って私を生んで、この世を去りました」

「そうだったんだ、俺の母親は組同士の決まりで、親父と結婚した、やっぱり、俺を生んですぐに他界したけど、その前に、親父にそんな女性がいたとは知らなかったな」

「私は力也さんと縁があってよかったです」

「そうだな、いや、俺にとって、ひとみとの出会いは運命だよ」

「力也さん」

力也はひとみを引き寄せ抱きしめた。

唇が重なり、息が荒くなった。

「やべえ、我慢出来なくなっちまう、刺激与えると流産の危険があるんだよな」

「力也さん、なんで知ってるんですか」

「調べたんだ、安定期に入るまでの注意を」

「力也さん」

「しばらく、ひとみを抱けないな」

「そうですね」

「でもキスはいいよな」

力也はひとみの唇を啄んだ。

何度も、何度も。

「ひとみ、愛してる」

「力也さん、私も愛しています」

この幸せがずっと続きますようにと、ひとみは祈っていたのだが……

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