❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「ひとみにわからないように、護衛を頼む」
「了解しました」

力也とひとみは産婦人科に向かった。

マンションから出てきた力也とひとみはすぐに車に乗り込んだ。

山城は久しぶりに、くるみの笑顔を見た。

(くるみ、幸せなんだな、よかったな)

山城はしばらく様子を伺っていた。

ひとみをつけ狙っていたのは、山城だけではなかった。

我妻組を破門させられた、戸部も復讐のため、ひとみの命を狙っていた。

この日は力也が仕事で、一緒に行動出来なかったので、ひとみにマンションから出ないように伝えた。

「ひとみ、買い物は今度一緒に行こう、今日はマンションから出るな、いいな」

「はい」

ひとみは一人で出歩く危険を知らされていなかったため、一人で出掛けてしまった。
戸部はこのチャンスを見逃さなかった。

山城は一人でマンションから出てきたひとみに(どう言うことだ)と

戸惑っていた。

そのとき、戸部の姿を見つけた。

(戸部)

明らかにひとみを狙っていると気づいた。

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