❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「くるみは俺のものだ、手を出すんじゃねえ」

(我妻さん、何言っちゃってるかな)

山城さんは大声で笑い出した。

「キャバ嬢がお前の所有物だとは、誰が決めたんだ」

「うるせえ、俺が決めた、誰にも文句は言わせねえ」

山城さんは大きなため息をついて、やれやれと言う表情を見せた。

「ママ、山城組に請求書送っておいて、今日は邪魔が入ったから、帰るよ」

そして、私に向かって言葉を発した。

「くるみ、またくるよ、さっき言った事、考えておいてくれ」

山城さんは組員を引き連れて、店を後にした。

我妻さんはどかっとソファに座り、隣に来いと言わんばかりにソファを叩いた。

私は我妻さんの隣に座り、お酒を作り始めた。

「どうぞ」

我妻さんは私の顔をじっと見つめて言葉を発した。

「さっき言ったことってなんだよ、あいつに何を言われたんだ」

そこにママが割って入ってくれた。

「他のお客様とのお話は言えませんよ」

「なんでだよ」

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