❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「もう、我妻さん、子供みたいなこと言わないでください、くるみちゃんが困ってます」

俺はくるみに顔を向けると、くるみは唇に人差し指を当ててニッコリ微笑んだ。

俺はくるみの店が終わる時間に車で待機していた。

くるみが店から出てくると、俺は車のドアを開けて、エスコートした。
「ひとみ、お疲れ、送って行くから車に乗って」

ひとみは車に乗るのを躊躇していた。

すると、我妻はひとみの手を引き寄せ、車に乗せた。

「我妻さん、私……」

「何もしない、ひとみと話がしたいだけだ」

車はまだ夜が明け切らない街を走り抜けた。

「ひとみ、山城はなんて言ったんだ、教えてくれ」

ひとみは少し躊躇したが、山城に言われたことを、我妻に伝えることにした。

「山城さんは俺の女にならないかって」

「あの野郎、油断も隙もねえな、だからキャバクラは辞めろって言ったんだ」

「我妻さん、私は山城さんの女になんかなりませんよ、それにキャバクラは辞めません」

我妻はひとみの言葉に納得いかない様子を見せた。
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