❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
我妻は山城組にボコボコにされた時、足の神経が切れて、右足が全く動かない状態だった。

ひとみを助け出せなかった情けない自分と、全く動かない足で、車椅子の生活に

心が折れた。

リハビリもいい加減になった。

「若頭、あなたはこのまま終わる人ではないはずです、ひとみさんが若頭を庇って、助けてくれたんです、きっと、待ってると思いますよ」

いつも我妻を励ましたのは、側近の結城だった。

しかし、我妻の折れた心は中々立ち直れなかった。

そこに山城組の有働が山城との連絡が取れない事と、ひとみの行方がわからないから、探してほしいと必死に訴えて来た。

(ひとみ、俺はバカだったよ、お前を諦められないはずだったのに、
実際に諦めたと同然だったよな)


我妻はどんなことをしても、ひとみを助けると心に誓った。

我妻組は山城組チンピラを締め上げ、若頭が監禁されてる事実を突き止めた。

さすがに場所までは特定出来なかった。

困難を極めたのはひとみの行方だった。

ホテルに滞在は偽名で泊まれる。

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