❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「あなたは山城組若頭山城裕太郎さんです、あなたに本浜組お嬢さんとの結婚の話があって、でもあなたはそれを突っぱねた、だから半年もの長い間、監禁させられてしまったんです」

「俺はどうして結婚を突っぱねたんだ」

くるみは山城が残してくれたメモを山城に見せた。

そこにはくるみを愛していると書かれていた。

「最後に書かれている我妻ってえのは誰だ」

「山城組と敵対している組の若頭さんです」

「そんな奴を頼れって、俺は何を考えていたんだ」

「私、借金返済のため、我妻組管轄のキャバクラで、キャバ嬢として働いていたんです、我妻組の若頭さんが、私を気に入ってくれて、借金を払ってやるから俺の女になれって言われて、でも私は断りました」

「なぜ、俺の申し出は受けたんだ」

「よく、わかりません」

「我妻のところへは行ったのか」

「行っていません、山城さんが残してくれたお金でこうして、生きてこれました、感謝しています」

ずっと黙っている山城に不思議と思い、くるみは声をかけた。

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