❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「くるみ、俺は山城組を破門された身だ、今は若頭でもなんでもない、しかも二人の足に鉛玉を喰らわせた、俺は山城組に殺される」

「そんな……」

「お前は我妻の元に行って面倒見てもらえ」

「いやです、山城さんのそばにいたいです」

「ばかやろう、俺がやったことは破門だけでは済まされないんだ、俺と一緒にいたら、お前まで殺される」

くるみは泣きじゃくっていた。

わかっている、山城と一緒にいると、足手纏いになることを……

「いいか、そろそろ金もなくなる、俺だけではお前を守れない、我妻と結婚すれば、
誰も手出しは出来ない」

くるみは泣きながら頷いた。

山城はくるみを送り出した。

そして、くるみは我妻の元に向かった。

キャリーバッグを引っ張り、我妻のマンションのインターホンを鳴らした。

しかし、応答はなかった。

そこへ黒の高級車が停まり、くるみは拉致されてしまった。

くるみは気がつくと、両手を縛られて、身動きが取れない状態だった。

そこへ圭子がやってきた。

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