❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
麗香と知り合ったのは、私がキャバクラで働こうとして、喫茶店で、面接を受けていた時だった。

「そうだね、もうちょっと自分を磨いてからまたきてよ」

私はあっさり断られた。

そんな様子を見ていた麗香は急に私に声をかけてきた。

「ねえ、私があなたをびっくりするほど変身させてあげる、ついてきて」

そう言って、麗香のマンションに連れて行かれた。

麗香はファッションコーディネイター件メイクアップアーティストの資格を持っていた。

鏡に映し出されたのは別人のような私だった。

「えっ、これが私?」

「我ながらいい出来栄えだわ、あなた磨けば最高よ」

そして、キャバクラの面接を受け直した。

我妻組管轄のキャバクラ、面接官はびっくりしていた。

「本当に榊ひとみさん?」

「はい、二十六です」

麗香は私に伝授した。

「いい、絶対に大丈夫だから、二十六で押し通すのよ」
「いやいや、無理でしょ、だって私、三十九よ」

「いいえ、あなたは二十六、キャバ嬢なんて年齢詐称は当たり前よ」

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