❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
我妻はひとみの手が小刻みに震えていることに気づいた。

「大丈夫か」

我妻はひとみの手をギュッと握った。

ひとみは慌てて手を引っ込めた。

「だ、大丈夫です」

ひとみの頬は真っ赤になった。

車は我妻のマンションに到着した。

「ひとみさん、とりあえず、ゆっくり休んでください」

ひとみは車から降りると、我妻の車椅子への移動を手伝った。

「ひとみ、ありがとうな」

結城は我妻の車椅子を押そうとした。

ひとみは「私がやります」そう言って、我妻の車椅子を押して、マンションへ入った。

我妻とひとみが部屋へ入るのを確認すると「ではまた明日、お迎えに上がります」そう言って、結城はその場を後にした。

部屋に入ると、全てがバリアフリーになっており、車椅子の生活を余儀なくされたことを物がっていた。

「ひとみ、どうかしたのか」

「いえ、なんでもありません」

「俺、着替えてくるな」

「お手伝いしましょうか」

「ひとみが寝室にいると思うと、押し倒したくなっちゃうぜ」

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