❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
ひとみは何も言わずに、食器をシンクの中に片付けた。

そして、食器を洗い始めた。

我妻は車椅子でひとみに近づき。腕を引き寄せた。
「きゃっ」

ひとみは我妻の膝の上に座った状態になった。

「もう、我妻さんったら」

「ひとみ、結婚しよう」

我妻からの突然のプロポーズだった。

ひとみは目をぱちくりして、驚きの表情を見せた。

「でも私はあの時の私ではありません」

「何も変わってない、たとえお前が山城を今でも愛していたとしても、
それでも構わない」

ひとみの目から涙がこぼれ落ちた。

我妻はギュッとひとみを抱きしめた。

「それと……」

我妻は言いづらそうだったが、言葉を続けた。
「なんですか」

「お前を抱いた時、避妊してねえから」

「えっ」

「お前が俺と結婚したくなくても、俺はお前以外考えられねえ、だから俺のガキを生んでくれ」

我妻はひとみに頭を下げた。

ひとみは嬉しくて、我妻に抱きついた。

「よろしくお願いします」

「まじか」

ひとみは頷いた。





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