❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「ご心配なく、我妻組姐さんが一緒ですから、二人で逃げる相談でもしてるんじゃないですか」

「なんですって」

「今頃は久しぶりに求め合ってるんでしょうね、クックックッ」

「何が言いたいの」

「協力し合いませんか、我妻組姐さんを消すために」

「わかったわ」

「あと、残念ですが、我妻組姐さんを誘拐したとして、山城さんは我妻組が始末することになります、ご承知おきください」

圭子は黙ったままスマホを切った。






我妻組は戸部からの報告を受けて、ひとみを探した。

その頃、山城は中々傷口が回復しなかった。

くるみはずっと山城に寄り添っていた。

「くるみ、お前は我妻のところに帰れ」

「山城さんが動けるようになったら帰ります」

「我妻は大丈夫なのか」

「大丈夫ですよ、だって約束したんですから」

「どんな約束だ?」

「私を一人にしないって」

「そうか、あいつなら約束絶対に守るな」

くるみはにっこり笑った。

そこに我妻組がドカドカっと入ってきた。

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