前世へのレジスタンス
「カナ、何かあった?」
「…まぁ、少し。」
桃井さんのことは、桃井さん自身が自分で伝えなくてはいけないこと、と思い私は出ようとした言葉を止めた。
「人をあまりにも知らなすぎた。私は誰のことも、1ミリも、理解出来てないなと思ったんだよ。知ろうともしていなかった。」
「17歳にして、初めて人に興味を持ったのかー」
「あぁ?ディスってんの?」
「怖っ。」
そっか。
17年間何にも興味を示さなかったのか。
いつまでも自分の中だけにこもっているだけじゃダメだな。
それは私に予言してきたあの人にも…ということなのか。
”来年の3月。私は殺される。”
この言葉を信じることはやっぱり到底出来ないけど、私の過去なんて知らないからだろうけど、話しかけてくれたあの人に…
何か気持ちが切り替わるかのように、私は背筋が伸びるのを感じた。
「…まぁ、少し。」
桃井さんのことは、桃井さん自身が自分で伝えなくてはいけないこと、と思い私は出ようとした言葉を止めた。
「人をあまりにも知らなすぎた。私は誰のことも、1ミリも、理解出来てないなと思ったんだよ。知ろうともしていなかった。」
「17歳にして、初めて人に興味を持ったのかー」
「あぁ?ディスってんの?」
「怖っ。」
そっか。
17年間何にも興味を示さなかったのか。
いつまでも自分の中だけにこもっているだけじゃダメだな。
それは私に予言してきたあの人にも…ということなのか。
”来年の3月。私は殺される。”
この言葉を信じることはやっぱり到底出来ないけど、私の過去なんて知らないからだろうけど、話しかけてくれたあの人に…
何か気持ちが切り替わるかのように、私は背筋が伸びるのを感じた。