前世へのレジスタンス
3
「え、エリナちゃん?」
「2人とも、ちょっと待っててください!ほら行くよー」
日々はいつも通り忙しく、いつの間にか4人で放課後遊ぶ日になっていた。
一日の終わりのチャイムが鳴ると同時にエリナちゃんにどこかに連れていかれることに…
お嬢様なのに、中身は普通の女の子、というよりピュアすぎて精神年齢はやや低めに感じてしまう節がある。
「ちょ、…何だよ…」
「じゃーん」
女子トイレに駆け込むとエリナちゃんはバッグから、ヘアアイロンや大きめのポーチに入ったたくさんのコスメを取り出し、鏡の横あたりに広げ始めた。
「は?」
「せっかく遊ぶんだよー、ほらまっすぐ立って」
私は言われた通りに鏡に向かって背筋を伸ばしその場に立った。
エリナちゃんは私の長い黒髪を器用に巻き始め、目を閉じている間にさっとメイクをしてくれた。
普段はすっぴんだし、髪なんて巻いた記憶ないし、触れられている感覚がなんとなく不思議だ。
私のをやり終えると次は自分のと、一瞬でエリナちゃんは自分のヘアメイクをしていた。
それを横目に、私は目の前の鏡をチラッと見た。
(わぁ…)
自分の髪の毛ってこんなだったっけ…
目ってこんなに変わるんだ…
肌もなんとなく艶やかで…
「はい、終わったよー!カナちゃん、行こうか」
「早っ」
「お休みの日にはよくやってるんだ。行こう!」
「…うん!」
「2人とも、ちょっと待っててください!ほら行くよー」
日々はいつも通り忙しく、いつの間にか4人で放課後遊ぶ日になっていた。
一日の終わりのチャイムが鳴ると同時にエリナちゃんにどこかに連れていかれることに…
お嬢様なのに、中身は普通の女の子、というよりピュアすぎて精神年齢はやや低めに感じてしまう節がある。
「ちょ、…何だよ…」
「じゃーん」
女子トイレに駆け込むとエリナちゃんはバッグから、ヘアアイロンや大きめのポーチに入ったたくさんのコスメを取り出し、鏡の横あたりに広げ始めた。
「は?」
「せっかく遊ぶんだよー、ほらまっすぐ立って」
私は言われた通りに鏡に向かって背筋を伸ばしその場に立った。
エリナちゃんは私の長い黒髪を器用に巻き始め、目を閉じている間にさっとメイクをしてくれた。
普段はすっぴんだし、髪なんて巻いた記憶ないし、触れられている感覚がなんとなく不思議だ。
私のをやり終えると次は自分のと、一瞬でエリナちゃんは自分のヘアメイクをしていた。
それを横目に、私は目の前の鏡をチラッと見た。
(わぁ…)
自分の髪の毛ってこんなだったっけ…
目ってこんなに変わるんだ…
肌もなんとなく艶やかで…
「はい、終わったよー!カナちゃん、行こうか」
「早っ」
「お休みの日にはよくやってるんだ。行こう!」
「…うん!」