前世へのレジスタンス

Distortion

私が魔族の一族が先祖だと知らなかったのか。
こんな時間の歪みなど簡単なものだ。
人の感情って、意図も簡単に操れるものね。


『あ、来たわね』


『貴方だって分かっているんでしょう?』


私の愛する人。

こんなことはイケないことって。



『なんなんだ、これは…』

『天罰よ。』




魔力が…えっ……


歪んでいる、おかしい!




『ぎゃーーーーーーー!!!!!!!』




たくましい体。
短い髪の毛。
あ、お部屋ってこんな感じなんだ。
男の子って感じ。
高そうなものばかりね。
こんなところに住んでいるのに、持っているものはよく見ると高そうなものばかり。
何者なの。


ふふっ。



「私の人生を狂わせた、罰よ……」




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