〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「こ、今回は、特別…/////」
そう言って、恥ずかしそうに笑った千香子。

「……/////」
(何、これ…//////)

「ほ、ほら!行こ?」
気を取り直して、手を引く千香子。

虎徹は引っ張られながら、考えていた。
「……/////」
(あー、もっとキスしてぇ…!
つか!これじゃ…
夜まで、ラブラブせずにいられねぇじゃん!)
完全に煽られた、虎徹。

手を引く千香子を引き寄せた。
「―――――ひゃっ!?な、何!?」 

「千香子さん、部屋戻ろ?」
そして千香子に顔を寄せ、耳打ちした。

無理!!我慢なんて、出来ねぇ……!


そして部屋に戻った、二人。
ソファに並んで腰掛けた。

腰を抱いた虎徹が、千香子に啄むキスを繰り返す。
「虎徹く…///////」

「ごめん、千香子さん…俺、我慢できない…!」

「ん…」

「色々、考えてくれてたんだろうけど……
ラブラブしたい……!」
そしてゆっくり、千香子を押し倒した。

「うん…/////
いいよ/////
今日は、虎徹くんの特別な日だから……!」
見上げて、虎徹の頬に触れた。

その小さな手に、自身の手を重ねて握る。
「千香子さん、露天風呂入ろ?」

千香子は、恥ずかしそうに顔を赤くして頷いた。


源泉かけ流しの露天風呂。
湯が出る音だけがする、静かな空間の中。

千香子は、虎徹に後ろから包み込むように抱き締められていた。

耳元に、虎徹の声がくすぐる。
「千香子さん、気持ちい〜ね!」
「うん//////」

千香子はとにかく恥ずかしくて、湯の中にある自分の足を見つめていた。
 
「ここ、景色まで良いよね〜」
「うん//////」

「千香子さん」
「うん//////」

「足ばっか見て、楽し?」
「うん//////」

「こっち向いて?」
「うん//////」

「………向いてよ!」
「うん//////」

「聞こえてる?」
「うん//////」

「聞こえてないじゃん!(笑)」
「うん//////」

「………」
「………」

虎徹はため息をつくと、千香子をくるりと向かい合わせ、自分の膝の上に乗せた。

「……/////あ…虎徹く…//////」

「やっと、見てくれた!」
「うん//////」

「ねぇ…“うん”以外に、なんか言ってよ。
で、俺を見てて?
せっかく一緒にいるのに、俺の祝いなのに、寂しい!」

「あ…そ…だよね…//////」
「うん」

「好き。虎徹くん」
「フフ…うん!」

「………」
「…………ん?千香子さん?」

何故か、涙が溢れ出した千香子。
虎徹が少し見上げ、千香子の目元を拭った。
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