〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「どうして?」
しかし千香子は更に顔を近づけ、首に吸い付く。

「ちょ…ダメだって……!」

「フフフ…虎徹くんの匂い、好き……」

「千香子さん!
マジで!!やめて……」

「え?も、もしかして、嫌…だっ…た?」
途端に不安になり、窺うように見上げる千香子。

「ううん。
でもそんな煽り方したら、止まらなくなる。
ずっとご無沙汰だったろ?」

「…………//////いいよ」

「は?いいの?
俺が満足するまで、千香子さん抱かれるんだよ?」

「うん」

「…………言っておくけど!
俺、そう簡単に満足しねぇよ?
千香子さん相手だし。
好きすぎてどこかイカれてるし、体力ある方だし、千香子さん失神するかも?
…………つか、例え失神しても、続けると思う。
マジで、今ヤバいから」

「いいの……
なんだか今日、寂しくて…
虎徹くんが好きすぎて苦しいの。
不安なの。
だから、ずっと虎徹くんを感じていたい……!」

この言葉で虎徹の理性は荒れて消え去り、千香子をそのまま押し倒した。

「あ…ヤバ…//////久しぶりだから、スッゲー興奮する!」
千香子に食いつくように貪った。


虎徹は止まらなかった―――――


「千香子さん……俺を見て?
まだまだ、終わんねぇよ…」

「…………虎徹…く…待っ…少し、休憩させ…て……」

「は?ダーメ!
言ったろ?止まらねぇって。
俺が満足するまで、抱くって。
ほら、俺を見て?もっと啼いて?
千香子さんのその顔も、声も、身体も……全部、俺を興奮させるから……!」



何度も愛し合い――――漸く落ち着いたのはいいが、べったりくっつき頬擦りしてくる虎徹。

「…………虎徹くん」

「フフ…千香子さーん!
好き、好き〜!」

「あの、虎徹くん」

「んー?」

「動けません」

「…………は?」

「身体、力、入らない…」

「フフ…
ごめんね(笑)
でも、千香子さんがわりぃんだよ?
俺を煽るから」

「トイレ、行きたい!
漏れそう…」

「はい!?
ちょ、ちょっと待って!
連れてくから!」

慌てて起き上がり、千香子を抱き上げた虎徹。
トイレに急いだ。

水を流す音が聞こえ、千香子が出てくる。
「千香子さん!間に合った!?」

「ギリギリ…
もう!確かに煽ったのは私だけど、虎徹くん、がっつき過ぎ!」

「ごめんね?」

「………」

「そんな、怒んないで?」

「………」

見上げる千香子と、甘えるように謝罪する虎徹。

「千香子さん?」  

「………」
(可愛い奴め…!)

「千香子さん、機嫌直して?」

「……………もう!しょうがないなぁー!」


結局、許してしまう千香子だった。
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